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THEO(テオ)の評判は?THEO+ docomoはオススメしません【結論】

だいぞう

THEO(テオ)は、

  • ポートフォリオを自分でカスタマイズしたい
  • とにかく手数料の割引が大きいサービスを利用したい

という人が選ぶべきロボアドバイザーです。

ある程度ポートフォリオを自分で調整しつつ、日々の管理はAIにさせたい人におすすめです。

ロボアドバイザーといえば、THEO(テオ)そしてウェルスナビ(WealthNavi)の2つを思い浮かべる人が多いはず。

THEO(テオ)は日本のロボアドバイザー市場にいち早く参入し、市場を牽引してきたサービスのひとつです

預かり資産や開設口座数は、競合のウェルスナビの3分の1にとどまるものの、ポートフォリオの高いカスタマイズ性手数料割引の大きさ根強い人気があります。

(ご注意※2020年4月7日より、最低投資金額が1万円から10万円に引き上げられてしまい、少ない予算でも始められるというメリットが失われました。公式サイト「THEOの最低投資金額 変更のお知らせ 」)

ということで今回は、

  • THEO(テオ)の評判ってどうなの?
  • THEO(テオ)を始めれば誰でも儲かるの?
  • THEO(テオ)はコロナショックの時にはどうなったの?
  • THEO(テオ)は確定申告が必要なの?
  • THEO(テオ)の手数料ってどれくらいかかるの?
  • THEO(テオ)の口座開設に必要なものは?
  • THEO(テオ)が倒産した時に預けたお金はどうなるの?

といった疑問にぜんぶにお答えしようと思います。

ご注意

ロボアドのレビューをしている他のサイトで「本家THEO」ではなく、「THEO+ docomo」のみを紹介しているサイトがありますが、理由は「本家THEO」を紹介してもお金にならないからです。

つまり読者のことは無視して、お金がもらえる「THEO+ docomo」しか紹介していないということ。そういったサイトの情報を信用できるかどうかは十分注意して判断してください。

ちなみにいろいろなブログで紹介されている「THEO+docomo 」ですが、このブログでは一切オススメしません。

なぜなら運用手数料の割引を受けるためには、

  • スマホなどでNTTドコモの回線を契約している
  • 「dカードGOLD」というドコモのクレジットカードを契約する
  • 「おつり積立」というクレカ決済の端数を積み立てるサービスを契約する

という3つの条件を追加で満たす必要があるから。(THEO公式サイト「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)について教えてください 」より参照)

その対価として、預かり資産額に対してたった0.015%のdポイントと、本家THEO(テオ)では標準の手数料割引が解禁されるだけでは割りに合わないからです。(あくまで筆者個人の意見です。)

ということで、他のブログと違ってTHEO(テオ)をガチで解説します。

評価のポイント

ロボアドについて解説しているサイトはたくさんありますが、実際に身銭を切って資産運用していないサイトのレビュー内容は信頼性が低いです。

また、公式サイトの売り文句をそのまま書いているようなレビューも信用できません。これは実際に筆者が様々なロボアドバイザーに投資して感じたことです。

大切なあなたのお金のことだからこそ、実際にロボアドを使っている複数のブログを読んで検討することをおすすめします。

THEO(テオ)とは?

THEO(テオ)公式サイト

THEO(テオ)を運営している「株式会社お金のデザイン」立ち上げの中心人物は、

  • 谷家 衛(たにや まもる)氏
  • 廣瀬 朋由(ひろせ ともよし)氏
  • 加藤 康之(かとう やすゆき)氏

です。

谷家氏廣瀬氏はいずれも金融業界出身で、当時ブラックロック社(世界最大の資産運用会社)に勤めていた廣瀬氏のビジネス案に谷家氏が意気投合する形で合流。

そこに東京都立大学特任教授で京都大学客員教授の加藤教授が加わり、ビジネスモデルを練り上げました。

そして東京大学と京都大学のベンチャーキャピタルから資金調達をして、株式会社お金のデザインを立ち上げたという流れです。(社長名鑑「Vol.4 お金のデザイン誕生秘話と目指すべき道 」より)

また、THEO(テオ)という名前の由来は、

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの弟テオドール・ヴァン・ゴッホ (愛称: THEO)が、兄ヴィンセントを、経済的に支え、励まし続けることで、彼の創作活動を支え続けたように、私たちは「お金」を通じて、お客さま一人ひとりが自分らしく生きる支えとなります。

THEO(テオ)公式サイト「お客さま本位の業務運営に関する宣言 」より引用

とのことですが、どういった文脈でゴッホの弟が引き合いに出されたのかは不明です。(有名人を陰から金銭面で支えた人物の逸話は世の中にたくさんあります。)

ちなみにTHEO(テオ)の公式サイトのいろいろなところで、ゴッホの絵画をベースにしたデザインが見受けられます。

THEO(テオ)の概要

運営企業株式会社お金のデザイン
代表者中村 仁
登録番号関東財務局長(金商)第2796号
正式リリース2016年2月
最低投資金額10万円
自動積立金額1万円〜
運用手数料(税別)0.65〜0.1%
自動リバランス機能毎月
税金最適化機能あり
スマホ専用アプリiPhone(iOS)、Android対応

THEO(テオ)の概要は上記のとおり。

あなたの資産を30種類以上のETF(上場投資信託:株の詰め合わせセット)で自動運用してくれるサービスです。

その投資対象は、世界86の国や地域、11,000銘柄に及ぶとのこと。幅広い分散投資ができるようです。

もし市場環境の変化でポートフォリオの配分が動いても、

  • リバランス:配分比率を元に戻す
  • リアロケーション:ETFそのものを見直す
  • リクリエーション:市場変化で配分を見直す
  • リプロファイリング:利用者の年齢で配分を見直す

といったことを自動で行い最適な状態を保ってくれます。

また損失を税負担と相殺して、支払う税金を減らしてくれる「税金最適化機能(THEO Tax Optimizer)」も付いています。

THEO(テオ)の姉妹サービス:THEO+(テオプラス)

THEO(テオ)には「THEO+(テオプラス)」と呼ばれる、姉妹サービスが存在しています。

THEO+(テオプラス)」は、

  • 最低投資金額が1万円(本家は10万円)
  • 提携先ごとに特典が受けれる

といった特徴があり、本家のTHEO(テオ)よりもハードルが低いと言えます。

さらに姉妹サービスを使っても、預かり資産額に応じて運用手数料が最大35%割引される「THEO Color Palette」も適用されます。(※ただしdocomoとJALは条件あり。

代表的なTHEO+(テオプラス)には、

  • THEO+ docomo:dポイントが貯まる
  • THEO+ JAL:マイルが貯まる
  • THEO+ 新生銀行:自動積立でATM出金手数料が無料
  • THEO+ 東海東京証券:マホアプリ『おかねのコンパスfor TT』と連携

などがあります。

しかし docomo と JAL については、正規の手数料割引を受けるために条件をクリアしなければならないのでオススメしません。

例えば、

  • THEO+ docomo:「dカードGOLD」の契約と「おつり積立」利用が手数料割引の条件
  • THEO+ JAL:預かり資産が100万円を超えることが手数料割引の条件

といった具合です。(THEO公式サイト「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)について教えてください」より)

なので、たまたま「すでにdカードGOLDを使っていて、ドコモ回線おつり積立もやってる」ような人や、「100万円以上運用することが決まっている」ような人以外には適しません。

他には、様々な地方銀行と提携サービスもあります。

提携地方銀行は数が多いため、こちらへの掲載は省略しますが、以下のページより確認できます。

あなたの地元の銀行はどうだったでしょうか?

ちなみに「THEO+(テオプラス)」の最大のメリットは、

  • 最低投資金額が1万円になる(本家は10万円必要)

ということなので、

  • ロボアドを使いたいけどいきなり10万円を突っ込むのは怖い

という人には銀行系THEO+はオススメです。

THEO(テオ)のメリット・デメリット

THEO(テオ)特有のメリットは、

  • 利用者自身がポートフォリオをカスタマイズできる
  • 他のロボアドバイザーよりも手数料の割引率が高い

ことです。

THEO(テオ)は、5つの質問に答えることで231通りのポートフォリオからあなたに最適なものを選んでくれます。

しかしそれだけではなく、利用者自身でポートフォリオをカスタマイズできます。

例えば、下記のように「値上がり益重視100%」にしたりもできます。

このように、自分自身の思い通りのポートフォリオを組める反面、最適な組み合わせから外れてパフォーマンスが落ちてしまう可能性もあります。

ただ結果も含めて、ポートフォリオを自分で工夫できるというのは他のロボアドバイザーには無い特徴だと思います。

その他のメリット・デメリットについては他のロボアドバイザーと共通で、

  • メリット
    • 投資初心者など知識がなくても資産運用できる
    • 自動積立で資産の長期的な分散投資が簡単にできる
    • 自動で株を売買してくれるから悩まなくて良い
  • デメリット
    • 自分自身で運用するよりも手数料は高くなる

といったことが挙げられます。

THEO(テオ)の疑問まとめ

ここからは、多くの人が疑問に思っていることをピンポイントに解説していきます。

THEO(テオ)の評判・口コミってどうなの?

THEO(テオ)の評判はあまり良くありません。

あくまでTwitterなどのSNSのコメントを読んだ筆者個人の印象ですが、ウェルスナビほど明確に肯定的な意見というのは見つけられない状況です。

一方で、ネガティブな意見としては

  • 「ウェルスナビよりもコロナショックからの戻りが遅い
  • 「ウェルスナビよりパフォーマンスが悪い
  • 「パフォーマンスに手数料が見合わない

といった内容が多い印象。(意訳、複数まとめてます。)

全体的にウェルスナビと比較するようなコメントが多く、その運用成績に不満を持つ人がいるようです。

また、SNSのコメントを見ていて思ったのは、「儲かった」「損した」といったコメントのタイミングがバラバラだということ。

これは、

  • 利用者がポートフォリオをカスタマイズできる
  • 5つの質問で231通りのパターンから選んでくれる

といったTHEO(テオ)の特徴が原因だと考えます。

つまり、ポートフォリオのパターンが多すぎて利用者の損益の結果がバラバラになり、「儲かった」「損した」という情報が同じタイミングで共有されることが少ないということ。

一方で、競合のウェルスナビのポートフォリオはたった5パターン(5つのリスク許容度)、楽ラップは9パターン(9つの運用コース)しかありません。

その結果、ウェルスナビの利用者が「儲かった」または「損した」と一様に書き込むのに対して、THEO(テオ)の利用者の声はいつもバラバラになってしまうのではないでしょうか。

THEO(テオ)を始めれば誰でも儲かるの?

THEO(テオ)に限らず、すべてのロボアドバイザーに言えることですが、世界経済が成長する限りは長期的に誰でも儲かる、といえます。

ただし、THEO(テオ)は自分でポートフォリオをカスタマイズできるため、ポートフォリオの偏りによっては短期的な損益のバラつきが大きくなるかもしれません。

ここでの「長期的」というのは10年以上、できれば20年とか30年とかの長期資産運用を指します。そして「儲かる」というのは、銀行でお金を寝かせるよりも増える、ということ。

逆に数ヶ月とか1年とかの短期や、3〜5年の中期であれば、タイミングによっては損します。こちらもTHEO(テオ)というよりは、投資全般に言える話です。

つまり、1年程度の短期で損益を見るなら、完全にあなたの運次第

例として、アメリカ株の代表的な動きを示す「S&P500指数」の過去30年の推移を見てみましょう。

S&P500指数の過去30年の推移

ご覧のとおり、2000年のITバブルや2008年のリーマンショック頃に投資を始めると、短期・中期(1〜5年)の投資では損が出ます。

しかし、20年単位の長期で区切れば、どこを切り取っても儲けが出ます。

仮に2000年のITバブルのピーク時に投資したとしたら、3年後では価値が半分になって大損ですが、20年後なら価値が倍になって大儲けです。

つまりTHEO(テオ)などのロボアドバイザーは、長く続ければ続けるほど儲かる可能性が高まると言えます。

THEO(テオ)はコロナショックの時にはどうなったの?

THEO(テオ)は、コロナショックで228通りのポートフォリオのうち、4分の1にあたる58通りのポートフォリオが元本割れしました。

さらに2020年7月末の時点では、競合のウェルスナビや楽ラップがコロナ前の7〜8割まで回復しているのに対して、THEO(テオ)の回復は5割程度と結果は良くありませんでした。

その根拠がこちらのグラフ。

THEO(テオ)運用実績2016年3月〜2020年7月

株式会社お金のデザイン「NEWS 」のデータを使用、筆者作成

上記はTHEO(テオ)が公式に公開しているリターンの実績データ(エクセル形式)を使って、筆者が作成したグラフです。

2016年3月1日に1万円を投資して放ったらかしにしている場合の推移を、228パターンの折れ線グラフで表したものになります。

かなり読み辛いですが、コロナショックが起きた2020年3月ですべてのポートフォリオが大きく落ち込んだことがわかります。

そしてその中でも一部のポートフォリオが、元本の10,000円を割っています。このポートフォリオの数を数えると58パターンで、実に全体の25%でした。

その後の回復も他のロボアドバイザーに比べて遅く、ウェルスナビや楽ラップを下回っている状況です。

実際にSNS上ではTHEO(テオ)の評判や口コミとして、

  • 「ウェルスナビよりもコロナショックからの戻りが遅い

という書き込みが多かったのですが、先ほどのグラフの結果とも一致します。

まとめると、THEO(テオ)は競合のロボアドに比べて、コロナショックのダメージが大きかったと言えます。

THEO(テオ)は確定申告が必要なの?

口座開設時に「特定口座(源泉徴収あり)」に設定しておけば、確定申告の必要はありません

「特定口座(源泉徴収あり)」に設定すると、THEO(テオ)が株などの売却損益や税金の計算を自動で行ってくれる上に、あなたの代わりに納税まで済ませてくれます。

ちなみにあなたが他の証券会社などで損失が出ていたりすれば、THEO(テオ)から送られてくる書類を元に確定申告すれば、損益を通算して税金を抑えることもできます。

THEO(テオ)の手数料ってどれくらいかかるの?

THEO(テオ)の手数料は、あなたが預けている資産の年率1%(税別)に設定されています。あとはETF経費が差し引かれます。

それ以外の手数料はすべて無料。口座開設費用、クイック入金手数料、出金手数料、自動積立手数料、売買手数料、為替手数料、リバランス費用、解約手数料などは無料となります。

言い換えれば、1%の運用手数料にすべてコミコミといったイメージです。

さらに運用資産の基準額に応じて、「THEO Color Palette(テオ・カラーパレット)」という割引が適用されます。

例えば、あなたのTHEO(テオ)の基準額が50万円だった場合、20%の割引が適用されて手数料は年率0.8%になります。(基準額の計算については後ほど説明します。)

計算すると50万円×0.8%で、1年に差し引かれる手数料は4,000円+消費税ということです。

月あたりに換算すると367円程度。ETF経費も月数十円といったところ。

これが高いか安いかについては、このあとさらに詳しく解説します。

THEO(テオ)の口座開設に必要なものは?

THEO(テオ)の口座開設に必要なものは、

  • 運転免許証&マイナンバー通知カード

あるいは、

  • マイナンバーカード

です。

運転免許証で口座開設したい人は、マイナンバー通知カードも必要です。しかし、マイナンバーカード(通知カードじゃない方)をお持ちの方は、それ1枚で口座開設が可能です。

口座開設は、パソコンとスマホアプリのどちらからでも可能です。

THEO(テオ)が倒産した時に預けたお金はどうなるの?

THEO(テオ)を運営する「株式会社お金のデザイン」が万が一破綻したとしても、日本投資者保護基金によって一人当たり上限1,000万円までは補填されます。

THEO(テオ)の投資者保護の仕組み

THEO公式サイト「安心への取り組み 」から引用

つまり、1,000万円までならちゃんと返ってくるということ。

ちなみに私たちが預けたお金は、THEO(テオ)の会社のお金と完全に分けて管理(分別管理)されていて会社が傾きそうでも手をつけられるといったことはない模様。

さらに現金は、日本国内の信託銀行で管理しているとのことのなので、THEO(テオ)に万が一のことがあっても、現金はしっかりと守られる仕組みになっているようです。

THEO(テオ)の手数料って高いの?安いの?

結論から言えば、

  • THEO(テオ)の手数料は他のロボアドバイザーに比べて少し安い

ということになります。

THEO(テオ)の手数料は、

  • 年率0.65〜1%(税別)

で、幅があるのは「THEO Color Palette(テオ・カラーパレット)」という割引のため。

ここに消費税と、ETF(上場投資信託)の運用会社に支払うETF保有コストが加わったものが正味の手数料となります。

THEO Color Palette(テオ・カラーパレット)での手数料割引

THEO Color Palette(テオ・カラーパレット)

THEO公式サイト「手数料 」より引用

THEO Color Palette(テオ・カラーパレット)」は、「カラー基準額」と呼ばれる数値が一定額を超えると割引が適用されるという仕組みです。

この「カラー基準額」は、

  • 運用開始から対象期間内各月末までの入出金総額(入金総額 – 出金総額)を足して3で割った金額

で計算されるとのこと。(初めてみると何のことだか全然わかりません。)

カラー基準額は3ヶ月ごとに自動で計算され、マイページで確認することができます。(THEO公式サイト「(THEO Color Palette)カラー基準額の計算方法を教えてください 」より参照)

ただし割引を受けるには、

  • 毎月積み立てをしている
  • 出金をしていない

といった条件を満たす必要があります。

例えば、運用開始から一回もお金を引き出さず、毎月コツコツ積み立てをして「カラー基準額」が100万円を超えていれば、あなたは「イエロー」になり手数料が0.7%に引き下げられるということです。

ちなみに姉妹サービスの「THEO+docomo 」は追加条件として、

  • スマホなどでNTTドコモの回線を契約している
  • 「dカードGOLD」というドコモのクレジットカードを契約する
  • 「おつり積立」というクレカ決済の端数を積み立てるサービスを契約する

が存在しているので注意が必要です。

競合のロボアドバイザーとの手数料比較

競合の手数料は、

  • ウェルスナビ:年率0.9〜1%(税抜き)
  • 楽ラップ:年率0.715%(税込み、固定報酬型)

です。

ウェルスナビでは、現金を除く運用額に対して手数料がかかるという点で計算方法が違いますが、運用手数料が0.9%に下がるまでは最短で2年半ほどかかります。

そのためTHEO(テオ)の手数料はウェルスナビよりも安いと言えます。

楽ラップについては、手数料が「成功報酬併用型」と「固定報酬型」から選べるのですが、多くの人が選択する固定報酬型であれば年率0.715%です。

しかし、この年率0.715%という数字は税込み

THEO(テオ)の最低手数料 年率0.65%(税抜)を、税込みに計算してみると年率0.715%となり、楽ラップの標準手数料と同じになってしまいます。

つまり、楽ラップの通常の手数料と、THEO(テオ)で1000万円以上運用している場合の大幅割引された手数料が同じということ。

そのためTHEO(テオ)の手数料は楽ラップよりも高いと言えます。

THEO(テオ)のポートフォリオ

ここからはTHEO(テオ)のポートフォリオについて説明します。

THEO(テオ)のポートフォリオは、

  • グロース
  • インカム
  • インフレヘッジ

の3つのジャンルに分かれていて、それぞれのジャンルに複数のETFを含んでいます。

そして3つのジャンルの配分比率の違いで、231通りのポートフォリオが存在しています。

それぞれの配分比率を数字で列挙すると見づらいので、グラフを作ってみました。それがこちら。

THEO(テオ)のポートフォリオ資産分配比率228通り

株式会社お金のデザイン「NEWS 」のデータを使用、筆者作成

こちらのグラフは、THEO(テオ)が公式に公開しているデータを元に作成しています。その数、228通り

これに、

  • グロース:100%
  • インカム:100%
  • インフレヘッジ:100%

の3つのポートフォリオを加えると、合計231通りのポートフォリオになります。

ここでは、すべてのポートフォリオについて言及するのが難しいので、筆者が実際に運用している口座を一例としてご紹介します。

筆者がTHEO(テオ)の5つの質問に答えた診断結果は「値上がり益重視」でした。

THEO(テオ)値上がり益重視の資産運用方針

上記の画像だけだとわかりませんが、実際には12種類のETF(上場投資信託:株の詰め合わせセット)で運用されています。

その個々のETFの内容を調べると、アメリカの成長株(SPYG)と割安株(SPYV)がポートフォリオ全体の25%ほどを占めていました。(あくまで執筆時の割合であり、常に変動しています。)

これを競合ロボアドバイザーと比較すると、

  • ウェルスナビ「リスク許容度5」でアメリカ株は全体の約35%
  • 楽ラップ「かなり積極型-TVTなし」でアメリカ株は全体の約28%

ということなので、THEO(テオ)のアメリカ株の比率は競合よりも低い可能性が高いです。

そのため、アメリカ株にガッツリ投資したい人には向いていません。

もちろん自分でカスタマイズして「グロース100%」とかにすればアメリカ株の割合が増えますが、リスクが高くなりトータルの収益性は悪くなってしまいます。

他にもウェルスナビの「リスク許容度5」や楽ラップの「かなり積極型-TVTなし」コースと比較してみると、

  • ウェルスナビと比べて金(ゴールド)の割合は半分程度
  • ウェルスナビよりも債券の比率は多い
  • 楽ラップよりも日本株が少ない

といった傾向があるようです。

THEO(テオ)の口座開設までの流れ

口座開設から資産運用まで流れは、

  1. サイトかアプリで申し込みをする
  2. THEO(テオ)から簡易書留が送られてくる
  3. THEO(テオ)にお金を振り込む
  4. 資産運用開始

といった感じ。

パソコンからでもTHEO(テオ)のスマホアプリからでも、数分で簡単に申し込みができます。

申し込みに必要な身分証明書のパターンは、「免許証+マイナンバー通知カード」あるいは「マイナンバーカード」のどちらか。

写真をアップロードする必要があるので、スマホアプリの方が楽かもしれません。

申し込みから口座開設まで5日&運用開始まで3日

THEO(テオ)の口座は、5日程度で開設することができました。

筆者の場合は、日曜日の夜に申し込んで、簡易書留を受け取ったのが次の金曜日。そして入金して運用が開始されるまでに3日かかりました。

なので、

  • 口座開設まで5日
  • 運用開始まで8日

というイメージです。

あくまで筆者のケースなので、混雑のタイミングによっては日数が前後するかもしれません。

すぐに入金しなくても大丈夫だけど早めがオススメ

もしかしたら、

  • 「口座開設したらすぐに10万円を振り込まなければならないのでは?」

と思っている人も多いかもしれません。

しかし実際は、

  • 口座開設後に自分の好きなタイミングで入金できる

のです。

そのため、

  • ボーナス(賞与)の前に余裕を持って口座開設して、ボーナスが出たタイミングですぐに入金して資産運用を開始する

ということが可能です。

筆者もとりあえず口座を開設したものの、しばらくバタバタしていたので入金できなかったのですが何も問題ありませんでした。

またページ前半の「THEO(テオ)を始めれば誰でも儲かるの?」という質問で解説したように、

  • 長期資産運用は早く始めるほど利益が出る可能性が高い

という性質があります。

そのため、入金のタイミングは生活で無理のない時で大丈夫ですが、将来の資産形成に備えるには出来るだけ早く自動積立をスタートさせることがオススメです。

筆者自腹のTHEO(テオ)の運用実績解説

別の記事では、筆者が自腹で運用しているTHEO(テオ)の実績を公開しています。

他のブログでありがちな「単に増えた減った言ってるだけの記事」ではなく、パフォーマンスに寄与したETFの変動の理由を分析しています。

THEO(テオ)を使っている人も、そうでない人もぜひご覧ください。

THEO(テオ)まとめ

今回はTHEO(テオ)について情報をまとめました。

THEO(テオ)のポイントは、

  • 利用者自身がポートフォリオをカスタマイズできる
  • 他のロボアドバイザーよりも手数料の割引率が高い

ことです。

しかしポートフォリオのカスタマイズは諸刃の剣。推奨される運用バランスから遠ざかる可能性があるので、吉とでるか凶とでるかは運次第。

そして結論を言うと、ウェルスナビまたは楽ラップの方がおすすめです。

理由は、

  • ウェルスナビと楽ラップの方がコロナショックからの回復が早かった
  • 楽ラップの方が最低投資額も運用手数料も低い

からです。

THEO(テオ)もウェルスナビも楽ラップも、2016年の正式リリースからある程度の歳月が経過し、パフォーマンスの差が明確になってきました。

もちろん、まだまだ長期運用と言うには短い期間ですし、コロナショックの時の市場の動きが「たまたまTHEO(テオ)に不利だった」という可能性もあります。

しかし、現状ではパフォーマンスの面でも手数料の面でも他のロボアドバイザーを勝てる部分が無いため、おすすめする理由がありません。

もしどうしてもTHEO(テオ)で運用してみたい場合は、姉妹サービスの「THEO+ 〇〇銀行」を使って最低投資金額1万円から始めるのはアリかと思います。

以上、あくまで個人的な意見なので、他のブログの意見も参考に比較検討してくださいね。

また、筆者がオススメしたいウェルスナビ(WealthNavi)と楽ラップについては、以下の記事にまとめているのでぜひご覧ください。

ウェルスナビの評判は?メリット・デメリットをわかりやすく図解 楽ラップの評判・口コミ・手数料・実績まとめ 楽ラップの評判は?楽天経済圏の賢いロボアドバイザーを解説