強みもボトルネックも、
構造に表れる。
古市 大三(ふるいち だいぞう)
ビジネスモデル研究家 ・ 経営コンサルタント
ダイゾーコンサルティング株式会社 代表取締役
一見ありふれた事業でも、その構造を分解してみると、どうやって価値を生み出しているのか、どこに強さの源泉があるのかが違って見えてきます。私はそんな事業の仕組みを俯瞰し、構造を可視化する仕事をしています。
事業を「価値の循環」として見る

経営が思うようにいかない。その理由は、戦略が間違っているからでも、市場の環境が厳しいからでもなく、「経営者自身が自分の事業の全体像を掴みきれていない」ことにある場合がとても多いと感じています。
これは経営者の能力の問題ではありません。事業の内側に浸かっていると、どうしても全体は見えにくくなるからです。構造の問題なのです。
言うまでもなく、事業は一つの会社だけで成り立つものではありません。取引先がいて、顧客がいて、働く人がいて、外注先があり、それぞれが互いに影響し合いながら動く一つの生態系です。そのつながりの中を、価値が巡っています。お金という形になったり、商品やサービスになったり、時には評判やノウハウに姿を変えながら、また次の価値へと循環していく。水が世界を巡るのと同じです。
だからこそ、全体を見渡すことが欠かせません。構造を大きく眺めてみると、「大したことないと思っていたあの活動が、実は重要な価値を生み出す起点だった」と気づく瞬間があります。この発見がたまらなく面白いのです。
私は、何でも知っていてすべてに答えを出す専門家ではありません。むしろ、「ここがどうなっているのかよく分からない」と正直にお話しいただける経営者の方と、隣で一緒に覗き込んであれこれ考えるとき、いちばんいい仕事ができます。
私がしていること
研究
世の中のさまざまな事業を取り上げ、それがどうやって価値を生み出しているのかを分解し、図や式のような形にまとめています。誰もが知るうまく回っている事業もあれば、時代に合わなくなり淘汰されてしまった事業もあります。多くの人の活動が噛み合って価値が生まれ、お金や別のかたちに変わり、また次の価値へと巡っていく。その全体像を眺めているのが好きです。いくつも見比べていると、業種や時代が違っても、よく似た構造が現れることに気づきます。「この仕組み、実はこうなっていたんだ、面白いな」と感じる。それが私のいちばんの原動力です。

経営コンサルティング

正直にお伝えすると、私は現場に入り込んで実務を代行するのはあまり得意ではありません。その代わり、経営者と対話を重ねながら事業の全体像を掴み、どこに強みがあり、どこがボトルネックになっているかを可視化することに強みを持っています。具体的な作業や日々の実行は、その事業のいちばんの専門家である経営者ご自身や、現場で動く実務家の方が担うのがもっとも理にかなっています。私が受け持つのは、その前の段階です。構造を読み解き、診断し、どう組み立てるかという設計に力を注ぎます。役割をこのように分けたほうが、結果としていちばんお役に立てると考えています。
こんな方の力になれます
事業が大きくなったり、複数の事業を抱えたりして、全体像が自分の頭だけでは整理しきれなくなった経営者
やることが多すぎて、何から手をつけるべきか優先順位がつかない経営者
作業の代行を頼むのではなく、対話を通じて自分の考えを深め、判断の軸を持ちたい経営者
反対に、すでにやるべきことがはっきりと決まっていて、すぐに手を動かしてくれる人材を探している場合は、私よりも適した相手が他にいます。

略歴
1980年、岡山県倉敷市生まれ。高校卒業後に渡米し、7年間の米国生活を経て米ミシガン州立大学を卒業。帰国後に起業し、音楽配信サービスの立ち上げからキャリアをスタートする。その後WEBコンサルティングの世界へ移り、デジタル技術による業務変革(DX)の推進やウェブ解析に携わる。経営の仕組みをより深く学ぶため、慶應義塾大学大学院へ進学しMBAを取得。岡山の老舗コンサルティング会社に籍を置き、金融機関や商工団体と連携しながら地域の企業の経営改善を支援。2024年からは自分の会社に軸を戻し、中小企業から上場企業まで事業の構造を読み解いている。
資格・認定
発信しているメディア
ご支援の例

上場企業の一部門(新規事業を推進する部署/管理職十数名ほど)
部門としての理念が曖昧で、メンバーの向かう方向が揃っていない状態でした。1日の合宿の進行役を担当し、対話を通じて部門の理念を言葉としてまとめ、全員が共有できる状態に整えました。

大企業や大規模な組織(システム運用会社・公的機関)
組織全体の活力が落ち、うまく回らない原因が見えない状態でした。数十名規模のインタビューを実施・分析し、問題の構造を可視化して提案。何が原因で、どこに手を打つべきかをはっきりさせました。

中小企業(法人向けサービス業)
商材が分かりにくく、社長以外が同じ熱量で説明できないため、営業活動を増やせない状態でした。長大で要点のつかみにくい営業資料を要点に絞って作り直し、営業がしやすく、人員募集にも使える資料へと変えました。
