転職エージェントのビジネスモデル図解まとめ
最後に改めて、転職エージェントのビジネスモデルの全体を眺めてみましょう。
転職エージェントのビジネスモデルのポイントは、
- 採用時の手数料で稼ぐ収益モデル
- エージェンシー問題に対応する複雑な仕組み
- 採用難易度で調整される手数料
の3つでした。
求人企業と求職者の両面市場としては、お金を持っている求人企業に費用を請求するというのは王道ですね。しかし、お金をくれる求人企業の方を向きがちになってしまうことには注意しなければなりません。
また、会社(転職エージェント)と従業員(キャリアアドバイザー)の利害が一致せず、エージェンシー問題が発生することについても注意が必要です。アメとムチでバランスを取ろうとしていますが、複雑すぎてビジネスモデルとしては美しくありません。
おそらく、このエージェンシー問題に起因するビジネスモデルの脆弱性をシンプルに解決できれば、ビジネスモデルとしてのイノベーションを実現できるんだと思います。
別の記事で、似たような業種の「バイト求人広告媒体」についても図解しているので、併せてご覧ください。