ビズリーチのビジネスモデル図解:市場限定と利用者選別のプラットフォーム戦略

だいぞう

ビズリーチ(BizReach)は、

  • ハイクラス(高年収・高収入)の転職市場に特化した即戦力採用プラットフォーム

であり、ビジネスモデルとしては、

  • 市場絞り込みによる売上単価向上
  • 利用者選別によるプレミアムの獲得
  • 潜在層への訴求による供給量の増加

という戦略上の特徴を持っています。

「ビズリーチ!☝️」のCMでお馴染みの、オンラインの転職採用プラットフォームのビズリーチ(BizReach) 

このページにたどり着いた方は、ご存知の方が多いはず。ひょっとしたら、すでにお世話になっている方も結構いらっしゃるかも知れませんね。

ダイレクトリクルーティング(=企業による能動的採用活動、スカウティング)」という言葉が国内に浸透するきっかけになったサービスの1つが、ビズリーチだと言われています。

今では、ダイレクトリクルーティングのサービスを提供するプラットフォームはたくさん存在していますが、ビズリーチはその先駆けとも言えるでしょう。ちなみに現在の直接的な競合リクルートダイレクトスカウト などのハイクラス転職プラットフォームになります。

今回は、ハイクラス転職市場で圧倒的な認知度を誇る「ビズリーチ」について、その強さをビジネスモデルを図解しながら、わかりやすく解説したいと思います。

なお、下記のnoteには3分で読めるダイジェスト版も公開しています。重要なポイントだけサクッと知りたい方はこちらから。

ビズリーチのビジネスモデルとは?

ビズリーチは、高年収かつ即戦力になるハイクラス市場に特化した転職プラットフォームです。運営するのは株式会社ビズリーチ。

2007年に南壮一郎氏が創業したスタートアップ企業で、2021年に東証マザーズに上場。その際に、ホールディングス制に移行し、ビジョナル株式会社の完全子会社として事業を運営しています。

代表的なサービスとしては、ビズリーチ以外に、採用管理&タレントマネジメントSaaS「HRMOS(ハーモス) 」があります。採用までのサポートを行うビズリーチに対して、採用後のサポートを行うハーモスは互いに補完的なビジネスモデルと言えるでしょう。

さて、ビズリーチは転職プラットフォームの名の通り「プラットフォーム型ビジネスモデル」に属します。

プラットフォーム型ビジネスとは、

  • 生産者消費者出会う場の価値を高めるビジネス

のこと。

ビズリーチの利用者は、

  • 求人企業(労働力の消費者
  • ヘッドハンター(労働力の間接的消費者
  • 転職希望者(労働力の生産者

の3者に分けることができます。そして、この3者が出会う場の価値を高めることこそが、ビズリーチのビジネスモデルの最重要課題となります。

このビジネスモデルを図解したものがこちら。

ビズリーチのビジネスモデル図解

補足

ここでの図解はシステム思考におけるループ図独自にアレンジしたものを使用しています。ループ図については以下のページで詳しく解説していますが、このまま読み進めていただいて問題ありません。

色付けしている箇所が、ビジネスモデル解説の重要なポイントとなります。

ダイレクトリクルーティングということで、求人企業が転職希望者に対して「スカウトメール」で直接アプローチできるのが特徴です。

結論から言うと、ビズリーチのビジネスモデルが強い理由は、

  1. 市場絞り込みによる売上単価向上
  2. 利用者選別によるプレミアムの獲得
  3. 潜在層への訴求による供給量の増加

の3つ!

非常に複雑な構造になっているので、次のページからプラットフォーム型ビジネスのベース部分から丁寧に解説していきたいと思います。

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