ピラミッドストラクチャーの縦の関係性を意識した作り方
ピラミッド構造の縦の関係は、
- Why?(なぜ?)
- How?(どのように?)
という2つのタイプに分けることができる、トップダウン型のアプローチです。
ピラミッドストラクチャーの縦の構造が、正しいかどうか確認する時には「なぜ?」や「どのように?」といった質問に答える形になっているか確認しましょう。
Why のピラミッド
Whyのピラミッドは、
- なぜそうなのか?
を説明する「縦の関係」を持っています。
上記の例では、
- 工場を閉鎖するべきだ
という「伝えたいこと」に対して、
- なぜ工場を閉鎖すべきなのか?
という疑問への答えをピラミッドの土台で説明しています。
問いへの答えとしては、
- なぜならば貢献利益がマイナスだから
- なぜならば製品の市場が縮小しているから
などを挙げることができます。
(ちなみにここでは一例として時間の順序で並べています。すでに起きている「貢献利益のマイナス」という理由を先に伝えて、次に将来影響がある「市場の縮小」という理由を伝えています。)
このようにピラミッドの縦の関係が、
- なぜ?
- なぜならば〜
で構成されるものがWhyのピラミッドです。
How のピラミッド
Howのピラミッドは、
- どのように?
を説明する「縦の関係」を持っています。
上記の例では先ほどと同じ、
- 工場を閉鎖するべきだ
という「伝えたいこと」に対して、
- どのように工場を閉鎖するべきか?
という疑問への答えをピラミッドの土台で説明しています。
問いへの答えとしては、
- 国内工場を中心に
- 貢献利益が低い製品から徐々に
という理由などを挙げることができます。
(ちなみにここでは一例として構造の順序で並べています。まず大きな国内/海外というくくりで工場の絞り込みを行い、次に製品というより小さい単位での説明をしています。)
このようにピラミッドの縦の関係が、
- どのように?
- 〜というように
で構成されるものがHowのピラミッドです。