MECEの7つの切り口:因数分解・因果関係・類似性・二項対立・分割・尺度・プロセス

MECEの切り口

二項対立によるMECEの切り口

二項対立の切り口では、

  • 互いに反する概念で2つに分ける

ことで、MECEを実現することができます。

 

MECEの二項対立

この二項対立を使ったMECEの切り口では、項目が2つしか登場しないため比較的簡単に使うことができます。

例えば、

  • A vs A以外
  • A vs 反A

などが該当します。

この二項対立のMECEは、

  • 「それ」と「それ以外」を足し合わせるとモレがない
  • 全体から特定のものを抜き出しているのでダブらない

ことになります。

コンビニを例として「来店客」を二項対立の切り口でMECEすると、

  • 過去に来店したことがある客 vs それ以外の客
  • 目的があって来店した客 vs 何も目的がなく来店した客

などが考えられます。

このMECEの切り口をうまく使うコツとしては、

  • かならず反対の定義を挙げる

ということです。

例えば、

  • 目的があって来店した客 vs たまたま立ち寄った客

としてしまうと、一見問題がないように見えてもMECEに失敗しています。

なぜかというと、

  • 目的があってたまたま立ち寄った客

というダブりが存在するからです。

このように完全に反対の事柄を設定しなければ、モレやダブりが生じてしまうかもしれません。

分割によるMECEの切り口

分割の切り口では、

  • 全体を境界線で3つ以上に分割する

ことで、MECEを実現することができます。

この分割によるMECEの切り口は、先ほどの二項対立の発展系とも言えます。また類似性によるMECEとも似ていますが、こちらは初めから共通した特徴を持っていることが違います。

例えば、

  • 地域の分割
  • 空間の分割
  • 部品の分割

などがイメージしやすいかもしれません。

この分割の切り口は、

  • 全体を分割するだけなのでモレがない
  • 境界によって分割されるのでダブりがない

ことになります。

コンビニを例として「出店エリア」を分割の切り口でMECEすると、

  • 北海道
  • 東北
  • 関東
  • 中部
  • 近畿
  • 中国
  • 四国
  • 九州沖縄

という八地方区分などが考えられます。他にも都道府県で分けてもMECEになります。

またコンビニの店内の売り場も、

  • レジ横
  • 雑誌・書籍棚
  • ベーカリー棚…

などなど、空間をエリアごとに個別の名前をつけて分割することもできます。

さらに、一体となっているものを部品や部分で分けることも考えられます。

コンビニのレジにあるレジスターなら、

  • 客側モニター
  • 店員側モニター
  • ハンディスキャナー
  • ICカードリーダー
  • 自動釣銭機
  • レシートプリンター…

などなど、パーツに分けた切り口で、故障率や設備コストの分析ができるかもしれません。

このように全体を切り分けるタイプのMECEでは、モレることが少なく、分割できればダブることも起きにくくなります。

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