因果関係とは?相関関係との違いと意味をわかりやすく図解

因果関係と相関関係

偶然の相関

偶然の相関とは、

  • まったく関係ない出来事に相関関係が見つかる

ような現象のことです。

図で表すと、下記のような関係になります。

偶然の相関

この「偶然の相関」では、誰が見ても別の出来事にも関わらず、なぜか相関関係が現れてしまった状態です。

その代表例としてよく語られるのが、

  • 俳優ニコラス・ケイジの年間映画出演回数
  • プールでの年間溺死者数

の相関関係です。

ニコラス・ケイジの出演数とプールでの溺死数

上のグラフを見ると、

  • 黒い折れ線グラフ:俳優ニコラス・ケイジの年間映画出演回数
  • 赤い折れ線グラフ:プールでの年間溺死者数

の2つの出来事に相関関係が見られます。

しかし当然ながらこの2つの出来事に関係はありません。

ニコラス・ケイジ氏を映画にキャスティングしなければ、プールでの溺死者数が減る、というわけでなければ、その逆もありません。

このような偶然の相関関係をまとめた「Spurious Correlations(見せかけの相関関係)」というサイトがあります。


参考
Spurious Correlationstylervigen.com

英語のサイトですが、面白い相関関係がたくさん見られるので、ぜひご覧ください。

1 2 3 4 5 6 7 8 9