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粗利率(売上高総利益率)の計算での出し方と目安:業種別平均値

粗利率(売上高総利益率)

だいぞう

粗利率(売上高総利益率)の計算式は、

  • 売上高総利益率=売上総利益 ÷ 売上高 × 100

であり、単位は「%」で表されます。

  • 数値が高いほど儲けが大きい

と言えます。

主要な11種の産業大分類の、目安となる業種別平均値(2021年発表、2019年決算実績値)は以下のとおり。(全66種の産業中分類の表は、記事の後半にまとめています。

日本標準産業分類:大分類粗利率
建設業23.02%
製造業21.03%
情報通信業42.37%
運輸業・郵便業22.38%
卸売業15.23%
小売業30.92%
不動産業・物品賃貸業41.96%
学術研究、専門・技術サービス業52.23%
宿泊業・飲食サービス業67.16%
生活関連サービス業・娯楽業34.98%
サービス業(他に分類されないもの)39.60%

数値の参照元は「e-Stat 政府統計の総合窓口:中小企業実態基本調査 令和2年確報(令和元年決算実績)2021年7月29日」です。

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粗利率の計算での出し方

粗利率(売上高総利益率)は、

  • 売上総利益 ÷ 売上高 × 100

で計算することができます。

「売上総利益」は「粗利(あらり、そり)」とも呼ばれるため、「売上高総利益率」も「粗利率(あらりりつ)」と呼ばれます。

また英語では粗利(売上総利益)を「「Gross Margin(グロス・マージン)Gross Profit(グロス・プロフィット)」「Gross Income(グロス・インカム)」などと呼び、粗利率(売上高総利益率)のことを「Gross Margin Ratio(グロス・マージン・レシオ)」と呼びます。

下図では、損益計算書の黄色い部分が「売上総利益(粗利)」で青色の部分が「売上高」になります。

粗利率(売上高総利益率)の計算での出し方

ちなみに「売上総利益」は売上高から売上原価を差し引いた数字でもあるため、

  • (売上高 ー 売上原価)÷ 売上高 × 100

という計算式でも求めることができます。

つまり、粗利率(売上高総利益率)は、

  • 売上高:その会社が本業とする事業から得た収益
  • 売上原価:本業で売上を得るために直接かかった費用

の2つがわかれば計算することができます。

「売上高」や「売上原価」についての詳しい説明は、こちらの記事をご覧ください。

また粗利率(売上高総利益率)と同様の、

  • 収益性の財務分析指標

として「営業利益率」や「経常利益率」などがあります。

計算例:売上と粗利がわかっている場合

売上と粗利(売上総利益)がわかっていれば、

  • 売上総利益 ÷ 売上高 × 100

という式で粗利率を計算することができます。

  • 粗利:2000円
  • 売上:8000円

であれば、

  • 2000円 ÷ 8000円 × 100 = 25(%)

で、粗利率は 25 %ということがわかります。

計算例:原価と売上がわかっている場合

原価と売上がわかっていれば、

  • (売上高 ー 売上原価)÷ 売上高 × 100

という式で粗利率を計算することができます。

  • 仕入れ値:6000円
  • 売上:8000円

であれば、

  • (8000円 − 6000円)÷ 8000円 × 100 = 25(%)

で、粗利率は 25 %ということがわかります。

計算例:粗利率と原価から売値を決める場合

粗利率と売上原価がわかっていれば、

  • 売上原価 ÷(1 ー 粗利率)= 売上高

という式で売上高を計算することができます。

例えば、確保したい粗利率を元に、仕入れた商品をいくらで売るか値段を決めなければいけない場合に上記の計算式を使います。

  • 確保したい利益率:25%(0.25)
  • 商品の仕入れ値:6000円
  • 売るときの値段:?

という場合だと、

  • 6000円 ÷(1 − 0.25)= ? → 8000円

という計算になり、8000円で売ればいいことがわかります。

計算例:粗利率と売値から原価を逆算する場合

売上高と粗利率がわかっていれば、

  • 売上高 ×(1 ー 粗利率)= 売上原価

という式で売上原価を計算することができます。

例えば、ある商品の価格がすでに決まっていて、既定の粗利率を確保するために商品をいくらで仕入れなければならないか考える場合に上記の計算式を使います。

  • 売りたい値段:8000円
  • 確保したい利益率:25%(0.25)
  • 仕入れに使える金額:?

という場合だと、

  • 8000円 ×(1 − 0.25)= ? → 6000円

という計算になり、6000円以下で仕入れる必要があることがわかります。

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