粗利率(売上総利益率)の計算での出し方と目安:業種別平均値【2023年発表値】

粗利率(売上高総利益率)

粗利率(売上高総利益率)の目安:業種別平均値

中小企業庁「e-Stat 政府統計の総合窓口:中小企業実態基本調査 令和4年確報(令和3年決算実績)2023年7月28日」の数値で計算した全66業種の平均値はこちら。

日本標準産業分類:中分類 粗利率
【建設業 全体】 23.46%
総合工事業 20.77%
職別工事業(設備工事業を除く) 23.32%
設備工事業 29.90%
【製造業 全体】 21.42%
食料品製造業 21.99%
飲料・たばこ・飼料製造業 23.74%
繊維工業 22.31%
木材・木製品製造業(家具を除く) 23.00%
家具・装備品製造業 20.95%
パルプ・紙・紙加工品製造業 21.30%
印刷・同関連業 22.35%
化学工業 23.07%
石油製品・石炭製品製造業 24.13%
プラスチック製品製造業(別掲を除く) 21.22%
ゴム製品製造業 22.83%
なめし革・同製品・毛皮製造業 27.99%
窯業・土石製品製造業 22.94%
鉄鋼業 16.41%
非鉄金属製造業 16.27%
金属製品製造業 25.27%
はん用機械器具製造業 21.68%
生産用機械器具製造業 24.90%
業務用機械器具製造業 26.25%
電子部品・デバイス・電子回路製造業 15.63%
電気機械器具製造業 19.87%
情報通信機械器具製造業 13.24%
輸送用機械器具製造業 13.88%
その他の製造業 28.96%
【情報通信業 全体】 47.32%
通信業 28.38%
放送業 48.06%
情報サービス業 50.21%
インターネット附随サービス業 48.04%
映像・音声・文字情報制作業 47.35%
【運輸業・郵便業 全体】 24.72%
道路旅客運送業 23.84%
道路貨物運送業 25.89%
水運業 14.32%
倉庫業 40.34%
運輸に附帯するサービス業 20.93%
【卸売業 全体】 15.87%
各種商品卸売業 15.73%
繊維・衣服等卸売業 22.59%
飲食料品卸売業 14.01%
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業 12.98%
機械器具卸売業 17.94%
その他の卸売業 18.21%
【小売業 全体】 30.06%
各種商品小売業 24.56%
織物・衣服・身の回り品小売業 43.21%
飲食料品小売業 32.68%
機械器具小売業 26.54%
その他の小売業 27.01%
無店舗小売業 39.26%
【不動産業・物品賃貸業 全体】 39.86%
不動産取引業 27.97%
不動産賃貸業・管理業 62.21%
物品賃貸業 27.43%
【学術研究、専門・技術サービス業 全体】 51.96%
専門サービス業(他に分類されないもの) 70.22%
広告業 25.66%
技術サービス業(他に分類されないもの) 53.59%
【宿泊業・飲食サービス業 全体】 65.30%
宿泊業 75.06%
飲食店 63.46%
持ち帰り・配達飲食サービス業 57.46%
【生活関連サービス業・娯楽業 全体】 36.84%
洗濯・理容・美容・浴場業 64.71%
その他の生活関連サービス業 57.65%
娯楽業 25.69%
【サービス業(他に分類されないもの)全体】 45.43%
廃棄物処理業 54.03%
自動車整備業 41.42%
機械等修理業(別掲を除く) 42.89%
職業紹介・労働者派遣業 46.07%
その他の事業サービス業 43.17%
注意

一部業種ではコロナ禍の影響を強く受けているため、通常時の数値とは大きく異なる場合があります。

粗利率が低くなってしまう要素としては、

  • 原材料や仕入れ値が高い
  • 生産・提供するのに手間がかかる
  • 競合と差別化ができていない
  • 業界が値下げ競争に陥っている
  • 顧客の交渉力が強い(買い叩かれる)

などが考えられます。

以下のリンクから、他の経営指標の全66業種の平均値のページに直接移動することができます。気になる業種の平均値を確認してみてください!

収益性の経営指標:儲けがたくさん出る業種は?

効率性の経営指標:経営資源を効率よく使っている業種は?

安全性の経営指標:投資に対するバランスが良い業種は?

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