SWOT分析の要素とその具体例
ここではSWOTのそれぞれの項目で、企業と個人の場合の簡単な説明と例を挙げます。
前述したように例に挙げるそれぞれの項目は「目標」によって内容が大きく違ってきます。あくまで一例として読んでください。
強み
強み(Strengths)は、
- 企業が持つ資源で事業やマーケティングの目標を達成する助けになるもの
- 自分自身の長所や特性で、目標達成に役立つもの
です。
例えば企業であれば、
- 強力な営業部隊
- ブランドの知名度
などです。個人であれば、
- 誰とでもすぐ打ち解けられる社交的な性格
- 失敗しても諦めずに工夫しようとする姿勢
などです。
弱み
弱み(Weaknesses)は、
- 企業が持つ資源で事業やマーケティングの目標を達成する妨げになるもの
- 自分自身の短所や特性で、目標達成の妨げになるもの
です。
例えば企業であれば、
- 設備の老朽化
- 職人の高齢化
などです。個人であれば、
- 夢中になると周りが見えなくなる性格
- 頑固でこだわりが強い性格
などです。
補足
「強み」と「弱み」はSWOT分析での意味の他に、VRIO分析での意味のものも存在しています。ざっくり比較してみると、
- SWOT分析の強み弱み = 経営資源が目標達成の助けになるかどうか
- VRIO分析の強み弱み = 経営資源が機会や脅威に適応できるかどうか
となります。詳しくはこちらの記事もご覧ください。
機会
機会(Opportunities)は、
- ビジネスを取り巻く環境で事業やマーケティングの目標を達成する助けになるもの
- 世の中の変化や動きで、目標達成に役立つもの
です。
例えば企業であれば、
- ターゲット層の増加
- 規制緩和
などです。個人であれば、
- 目指している分野の市場が拡大している
- 取得した資格の社会的地位が高まってきている
などです。
脅威
脅威(Threats)は、
- ビジネスを取り巻く環境で事業やマーケティングの目標を達成する妨げになるもの
- 世の中の変化や動きで、目標達成の妨げになるもの
です。
例えば企業であれば、
- 安価な輸入品の増加
- 大手企業の市場参入
などです。個人であれば、
- 目指している職種の求人倍率が低い
- 技術革新で作業が機械に代替され始めている
などです。
4つの項目についてより詳しい内容は、こちらの記事もご覧ください。
それでは、次のページから実際にSWOT分析を行う手順をご紹介します。