知覚プロセスとは?選択的注意・選択的歪曲・選択的記憶

知覚プロセスまとめ

以下は、ここまで説明した内容を簡単にまとめたものです。

選択的注意ってどんな意味?

選択的注意とは、

  • 人はすべての情報を処理できないため特定の刺激にだけ選択的に注意を向ける

という知覚プロセスのことです。

代表的な例として、騒がしいパーティーの場でも「自分の名前」や「興味のある話題」は聞き取れるという「カクテルパーティー効果」があります。

これは消費者が日常的にさらされる大量の広告に対しても同じことが起こります。

選択的歪曲ってどんな意味?

選択的歪曲とは、

  • 与えられた情報を自分の都合のいいように解釈する

ような知覚プロセスのことです。

例えば、自分の大好きなメーカーの製品の性能が他社より劣っていたとしても、劣っている部分より優れている部分だけに注目するような場合が選択的歪曲です。

選択的記憶ってどんな意味?

選択的記憶とは、

  • 消費者自身の「信念」「態度」「価値観」などに沿った情報が記憶に残りやすい

という知覚プロセスのことです。

例えば、とても感動した映画はタイトルやストーリーが記憶に残りますが、見終わって何も感じなかった映画はすぐに記憶から消え去ってしまいます。

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