商品とサービスの組み合わせ具体例
商品 = 形のある商品 + サービス
フルサービスの高級なレストランなどが、この「商品 = 形のある商品 + サービス」の例に当てはまります。
メニューに書かれているのは食事とその値段ですが、実際には素敵な時間を過ごすための様々なサービスが提供されます。絶妙なタイミングで食事を提供したり皿を下げたりします。ピアノの生演奏などもあるかもしれません。
商品 = サービス
「金融商品」は付随するサービスと共に、商品として扱われる例です。金融商品自体は「物品」でも「サービス」でもなく「契約」です。
銀行や証券会社は金融取引の「契約」を「商品」と呼んで、「契約を手伝う」サービスを提供します。そしてそのサービスの提供によって手数料を得ます。
もう一つの例は「タレント・芸能人」などです。タレントや芸能人は事務所にとっての「商品」です。しかし提供するのは「サービス」です。メディアに出演して喋ったり、パフォーマンスをしたり、広告で様々なイメージを印象付けたりします。
言葉の使い分け方
言葉の使い分け方を表にしてみると、
製品 | 商品 |
売買や取引に関係しない | 売買や取引に関係する |
製造されたもの | 製造されていないものも含む |
サービスも含むことがる | サービスのみを指すことがある |
というイメージです。
とりあえず、「製造されたもの」であれば「製品」と言って間違い無いです。もしそれが「商品」だったとしても製造されたものが「製品」であることには変わりありません。
そして「商品」は取引や売買の対象になっていれば、それが何であっても「商品」と呼べます。
区別する必要性は…ある?
区別する必要性については、「相手」と「話の内容」によると思います。
軽い雑談であれば区別しなくても良いでしょうし、ビジネスの核心に迫る場合は区別した方が伝わります。
また相手が「製品」や「商品」の違いを気にしない人であれば、相手の使い方に合わせると会話がスムーズに進むはずです。
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