代替品の評価
消費者は「情報探索」によって知識を得たら、製品やサービスの「代替品の評価」を行います。
代替品の評価のプロセスは、
- 消費者が複数の選択肢から比較と評価を行う
ことになります。
先ほどの「情報収集」によって得られた情報から、消費者の「ウォンツ(どんな製品やサービスが必要なのか?)」は明確になりました。
しかしウォンツという欲求だけでは、消費者は製品やサービスを買いません。
製品やサービスを選ぶためには、
- 基本ウォンツ:具体的な解決の方向性に対する欲求
- 条件ウォンツ:解決の方向性を選別するための条件
- 期待ウォンツ:当然満たされるべきと思っている暗黙の事柄
というウォンツの3つの視点から評価をする必要があります。
消費者が比較検討する製品やサービスは、
- 基本ウォンツ:具体的な解決の方向性に対する欲求
を最低限満たす必要があります。
まずは様々な選択肢の中から、基本ウォンツを確実に満たすものを選別し、さらに他の条件や期待する内容も満たせるのか評価を行います。
しかし3つのウォンツに当てはまるだけでも、評価として不十分です。
同様に重要なのは「価格」であり、消費者が「支払い能力の壁」を越えられるかどうかです。
消費者はどんなに素晴らしい製品やサービスを見つけたとしても、予算に合わなければ買いません(買うことができません)。
そのため、選択肢の評価(代替品の評価)の最後の壁は「価格」だと言えます。売り手であるマーケターは、マーケティング施策として融資やサブスクリプション化(購読型課金方式)など消費者が支払い能力の壁を超える手助けも行う必要があります。
その具体的な手助けの内容は、下記の記事に書いているの参考にしてみてください。