3C分析とSWOT分析の使い分け方
ここまで3C分析とSWOT分析の違いを説明しましたが、どのように使い分ければ良いのでしょうか?
使い分けのポイントとしては、自社が抱えている課題で判断します。
マーケティングの3C分析は、
- 顧客が自社を選んでくれている理由を整理したい
- 顧客が競合他社を選んでいる理由を整理したい
- 競合他社とのマーケティング戦略の違いを知りたい
などの課題に対応することができます。
大前研一氏の戦略的3C分析は、
- 顧客のニーズに今まで以上に対応したい
- 業界の勝ちパターン(KFS)に関連する自社機能を強化したい
- 「価格」「販売量」「コスト」で競争相手に差をつけたい
などの課題に対応することができます。
SWOT分析は、
- 今のままで目標の達成が可能かどうか知りたい
- 強みと機会の両方を最大化したい
- 強みを最大化して脅威を最小化したい
- 弱みを最小化して機会を最大化したい
- 弱みも脅威も両方を最小化したい
などの課題に対応することができます。
このように自分たちの課題が何か考えることで、適切な分析フレームワークを選ぶことができます。
それぞれのフレームワークについては、こちらの記事もご覧ください。