二項対立のMECEフレームワーク
SWOT分析&クロスSWOT分析
長年多くの人に愛されてきた分析フレームワーク「SWOT分析」と「クロスSWOT分析」は、どちらも「二項対立 × 二項対立」という美しい構造を持ったマトリックスです。
SWOT分析は、
- 目標達成の助けになる vs 目標達成の妨げになる
- 内部要因 vs 外部要因
という2種類の二項対立で構成されています。
さらにすごいのが、SWOT分析から発展したクロスSWOT分析も「二項対立 × 二項対立」のフレームワークだということです。
クロスSWOT分析は、
- 強み vs 弱み
- 機会 vs 脅威
という2種類の二項対立で構成されています。
このTWOSマトリックスからは、「SO戦略」「ST戦略」「WO戦略」「WT戦略」という4つの戦略が生み出されます。
ということで、「SWOT分析」と「クロスSWOT分析」はとっても美しい、MECEを使ったお手本のようなフレームワークです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
アンゾフ・マトリックス
アンゾフ・マトリックス(成長マトリックス)は、「製品ライン」と「市場(製品使命)」の2つの軸で3つの事業戦略と3つの多角化戦略を考えるためのフレームワークです。
このフレームワークの「製品市場戦略マトリックス」は、
- 既存製品 vs 既存ではない製品(新製品)
- 既存市場 vs 既存ではない市場(新市場)
という2種類の二項対立で構成されています。
先ほどご紹介したSWOT分析と違うのは、
- 「新製品」と「新市場」は無限に存在している
ということです。
上記の図では2つずつしか書いていませんが、本来は無限に追加することができます。そのため「製品開発戦略」「市場開拓戦略」「多角化戦略」も無限に存在することになります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
大前の4つの基本戦略
大前の4つの基本戦略の企業戦略は、「問題の事業・製品」と「たたかい方」の2つの軸で表されます。
ちょっとマイナーなフレームワークですが、
- 旧型 vs 新奇
- 正面攻撃 vs 正面攻撃以外
という二項対立の構図になっています。