流動比率と当座比率の計算式と求め方:目安となる業種別平均値【2024年発表値】

流動比率・当座比率

流動比率と当座比率の目安:業種別平均値

中小企業庁「e-Stat 政府統計の総合窓口:中小企業実態基本調査 令和5年確報(令和4年決算実績)2024年7月30日」の数値で計算した全66業種の平均値はこちら。

日本標準産業分類:中分類 流動比率 当座比率
【建設業 全体】 223.83% 190.15%
総合工事業 224.87% 186.03%
職別工事業(設備工事業を除く) 212.72% 182.38%
設備工事業 231.45% 210.16%
【製造業 全体】 194.52% 152.02%
食料品製造業 170.25% 130.98%
飲料・たばこ・飼料製造業 171.69% 124.01%
繊維工業 209.56% 160.23%
木材・木製品製造業(家具を除く) 202.68% 149.40%
家具・装備品製造業 136.06% 109.31%
パルプ・紙・紙加工品製造業 154.40% 128.64%
印刷・同関連業 186.76% 167.61%
化学工業 195.98% 140.64%
石油製品・石炭製品製造業 175.96% 148.71%
プラスチック製品製造業(別掲を除く) 188.33% 155.50%
ゴム製品製造業 227.47% 192.09%
なめし革・同製品・毛皮製造業 266.24% 199.82%
窯業・土石製品製造業 212.83% 173.70%
鉄鋼業 158.64% 121.45%
非鉄金属製造業 225.02% 179.66%
金属製品製造業 223.00% 174.37%
はん用機械器具製造業 219.70% 170.77%
生産用機械器具製造業 259.89% 206.00%
業務用機械器具製造業 194.50% 148.88%
電子部品・デバイス・電子回路製造業 162.93% 119.34%
電気機械器具製造業 222.64% 175.62%
情報通信機械器具製造業 184.09% 134.50%
輸送用機械器具製造業 159.45% 128.48%
その他の製造業 222.38% 167.21%
【情報通信業 全体】 245.67% 232.73%
通信業 237.89% 227.52%
放送業 314.13% 309.00%
情報サービス業 234.96% 226.64%
インターネット附随サービス業 207.58% 203.92%
映像・音声・文字情報制作業 288.60% 257.30%
【運輸業・郵便業 全体】 178.66% 174.44%
道路旅客運送業 157.70% 154.91%
道路貨物運送業 172.94% 168.80%
水運業 146.47% 141.37%
倉庫業 209.02% 206.01%
運輸に附帯するサービス業 214.78% 209.83%
【卸売業 全体】 179.43% 148.96%
各種商品卸売業 182.67% 160.66%
繊維・衣服等卸売業 313.64% 242.41%
飲食料品卸売業 154.34% 124.28%
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業 160.82% 135.63%
機械器具卸売業 183.89% 156.46%
その他の卸売業 190.94% 158.22%
【小売業 全体】 164.12% 122.95%
各種商品小売業 174.03% 111.17%
織物・衣服・身の回り品小売業 215.47% 151.82%
飲食料品小売業 147.92% 124.91%
機械器具小売業 142.51% 103.63%
その他の小売業 181.97% 132.48%
無店舗小売業 179.28% 142.73%
【不動産業・物品賃貸業 全体】 173.43% 145.20%
不動産取引業 189.10% 117.20%
不動産賃貸業・管理業 159.09% 155.95%
物品賃貸業 190.24% 181.54%
【学術研究、専門・技術サービス業 全体】 222.86% 214.68%
専門サービス業(他に分類されないもの) 196.43% 189.71%
広告業 207.26% 203.08%
技術サービス業(他に分類されないもの) 275.91% 263.07%
【宿泊業・飲食サービス業 全体】 159.60% 154.07%
宿泊業 171.10% 165.31%
飲食店 154.79% 149.56%
持ち帰り・配達飲食サービス業 157.99% 151.00%
【生活関連サービス業・娯楽業 全体】 161.94% 156.32%
洗濯・理容・美容・浴場業 183.21% 174.92%
その他の生活関連サービス業 135.41% 132.95%
娯楽業 175.57% 168.39%
【サービス業(他に分類されないもの)全体】 215.65% 208.95%
廃棄物処理業 198.95% 193.89%
自動車整備業 171.02% 156.14%
機械等修理業(別掲を除く) 190.44% 172.96%
職業紹介・労働者派遣業 224.39% 222.64%
その他の事業サービス業 240.67% 235.60%
注意

一部業種ではコロナ禍の影響を強く受けているため、コロナ前の数値とは大きく異なる場合があります。

当座比率は「当座資産(=現金預金+受取手形+売掛金+有価証券)」を流動負債で割ることで計算しています。

流動比率と当座比率が100%を下回る業種は少なく、多くの企業が安全圏内にいると思われます。

ちなみに、不動産業は流動比率と当座比率の差が大きい…つまり、流動資産に占める「棚卸資産」の割合が大きいということがわかります。これは、不動産業の在庫が「土地」や「建物」などの金額が大きい資産であるためです。

以下のリンクから、他の経営指標の全66業種の平均値のページに直接移動することができます。気になる業種の平均値を確認してみてください!

収益性の経営指標:儲けがたくさん出る業種は?

効率性の経営指標:経営資源を効率よく使っている業種は?

安全性の経営指標:投資に対するバランスが良い業種は?

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