自己資本比率と財務レバレッジ:計算式と目安となる業種別平均値【2023年発表値】

自己資本比率と財務レバレッジ

自己資本比率と財務レバレッジの目安:業種別平均値

中小企業庁「e-Stat 政府統計の総合窓口:中小企業実態基本調査 令和4年確報(令和3年決算実績)2023年7月28日」の数値で計算した全66業種の平均値はこちら。

日本標準産業分類:中分類 自己資本比率 財務レバ
【建設業 全体】 39.77% 2.51 倍
総合工事業 39.65% 2.52 倍
職別工事業(設備工事業を除く) 32.02% 3.12 倍
設備工事業 49.15% 2.03 倍
【製造業 全体】 41.68% 2.40 倍
食料品製造業 33.00% 3.03 倍
飲料・たばこ・飼料製造業 43.08% 2.32 倍
繊維工業 43.45% 2.30 倍
木材・木製品製造業(家具を除く) 33.24% 3.01 倍
家具・装備品製造業 35.44% 2.82 倍
パルプ・紙・紙加工品製造業 36.15% 2.77 倍
印刷・同関連業 43.59% 2.29 倍
化学工業 54.85% 1.82 倍
石油製品・石炭製品製造業 33.52% 2.98 倍
プラスチック製品製造業(別掲を除く) 45.03% 2.22 倍
ゴム製品製造業 49.27% 2.03 倍
なめし革・同製品・毛皮製造業 35.49% 2.82 倍
窯業・土石製品製造業 45.28% 2.21 倍
鉄鋼業 38.47% 2.60 倍
非鉄金属製造業 33.59% 2.98 倍
金属製品製造業 43.34% 2.31 倍
はん用機械器具製造業 35.88% 2.79 倍
生産用機械器具製造業 47.46% 2.11 倍
業務用機械器具製造業 45.07% 2.22 倍
電子部品・デバイス・電子回路製造業 45.68% 2.19 倍
電気機械器具製造業 32.94% 3.04 倍
情報通信機械器具製造業 37.30% 2.68 倍
輸送用機械器具製造業 39.41% 2.54 倍
その他の製造業 37.72% 2.65 倍
【情報通信業 全体】 52.88% 1.89 倍
通信業 50.99% 1.96 倍
放送業 48.29% 2.07 倍
情報サービス業 50.36% 1.99 倍
インターネット附随サービス業 51.57% 1.94 倍
映像・音声・文字情報制作業 58.99% 1.70 倍
【運輸業・郵便業 全体】 32.58% 3.07 倍
道路旅客運送業 22.70% 4.41 倍
道路貨物運送業 33.13% 3.02 倍
水運業 12.94% 7.73 倍
倉庫業 41.58% 2.41 倍
運輸に附帯するサービス業 46.89% 2.13 倍
【卸売業 全体】 36.85% 2.71 倍
各種商品卸売業 49.21% 2.03 倍
繊維・衣服等卸売業 40.06% 2.50 倍
飲食料品卸売業 30.95% 3.23 倍
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業 37.57% 2.66 倍
機械器具卸売業 36.28% 2.76 倍
その他の卸売業 39.78% 2.51 倍
【小売業 全体】 34.98% 2.86 倍
各種商品小売業 31.98% 3.13 倍
織物・衣服・身の回り品小売業 26.42% 3.79 倍
飲食料品小売業 36.15% 2.77 倍
機械器具小売業 31.99% 3.13 倍
その他の小売業 37.17% 2.69 倍
無店舗小売業 38.71% 2.58 倍
【不動産業・物品賃貸業 全体】 31.15% 3.21 倍
不動産取引業 15.81% 6.32 倍
不動産賃貸業・管理業 39.80% 2.51 倍
物品賃貸業 21.35% 4.68 倍
【学術研究、専門・技術サービス業 全体】 53.07% 1.88 倍
専門サービス業(他に分類されないもの) 56.55% 1.77 倍
広告業 40.39% 2.48 倍
技術サービス業(他に分類されないもの) 44.89% 2.23 倍
【宿泊業・飲食サービス業 全体】 12.72% 7.86 倍
宿泊業 11.66% 8.57 倍
飲食店 11.98% 8.35 倍
持ち帰り・配達飲食サービス業 26.50% 3.77 倍
【生活関連サービス業・娯楽業 全体】 36.34% 2.75 倍
洗濯・理容・美容・浴場業 25.06% 3.99 倍
その他の生活関連サービス業 30.87% 3.24 倍
娯楽業 41.52% 2.41 倍
【サービス業(他に分類されないもの)全体】 34.00% 2.94 倍
廃棄物処理業 51.15% 1.95 倍
自動車整備業 30.75% 3.25 倍
機械等修理業(別掲を除く) 53.94% 1.85 倍
職業紹介・労働者派遣業 51.39% 1.95 倍
その他の事業サービス業 24.42% 4.10 倍
注意

一部業種ではコロナ禍の影響を強く受けているため、通常時の数値とは大きく異なる場合があります。

全体を見ると、自己資本比率の平均値が30〜40%の産業がほとんどで、自己資本が資本の半分を超える(50%を超える)ような産業は、一部の産業しかありません。

一方で「宿泊業・飲食サービス業」の自己資本比率の平均値は他の産業に比べて低く、財務レバレッジも大きくなっています。

以下のリンクから、他の経営指標の全66業種の平均値のページに直接移動することができます。気になる業種の平均値を確認してみてください!

収益性の経営指標:儲けがたくさん出る業種は?

効率性の経営指標:経営資源を効率よく使っている業種は?

安全性の経営指標:投資に対するバランスが良い業種は?

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