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経常利益率とは?計算式と目安となる業種別平均値

売上高計上利益率

経常利益率の目安:業種別平均値

中小企業庁「e-Stat 政府統計の総合窓口:中小企業実態基本調査 令和2年確報(令和元年決算実績)2021年7月29日」の数値で計算した全66業種の平均値はこちら。

日本標準産業分類:中分類経常利益率
【建設業 全体】4.83%
総合工事業4.51%
職別工事業(設備工事業を除く)4.81%
設備工事業5.71%
【製造業 全体】4.14%
食料品製造業1.74%
飲料・たばこ・飼料製造業4.23%
繊維工業2.63%
木材・木製品製造業(家具を除く)3.76%
家具・装備品製造業2.67%
パルプ・紙・紙加工品製造業2.63%
印刷・同関連業2.43%
化学工業7.50%
石油製品・石炭製品製造業3.48%
プラスチック製品製造業(別掲を除く)4.23%
ゴム製品製造業5.09%
なめし革・同製品・毛皮製造業1.35%
窯業・土石製品製造業7.40%
鉄鋼業2.51%
非鉄金属製造業3.42%
金属製品製造業5.14%
はん用機械器具製造業5.70%
生産用機械器具製造業5.83%
業務用機械器具製造業5.28%
電子部品・デバイス・電子回路製造業3.23%
電気機械器具製造業4.88%
情報通信機械器具製造業3.91%
輸送用機械器具製造業3.05%
その他の製造業4.20%
【情報通信業 全体】5.36%
通信業4.16%
放送業7.76%
情報サービス業5.03%
インターネット附随サービス業6.40%
映像・音声・文字情報制作業5.65%
【運輸業・郵便業 全体】3.10%
道路旅客運送業-0.02%
道路貨物運送業2.92%
水運業4.50%
倉庫業5.85%
運輸に附帯するサービス業3.44%
【卸売業 全体】1.86%
各種商品卸売業2.55%
繊維・衣服等卸売業1.05%
飲食料品卸売業1.08%
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業1.67%
機械器具卸売業2.71%
その他の卸売業2.34%
【小売業 全体】1.49%
各種商品小売業1.66%
織物・衣服・身の回り品小売業0.42%
飲食料品小売業1.25%
機械器具小売業1.64%
その他の小売業1.66%
無店舗小売業1.65%
【不動産業・物品賃貸業 全体】7.63%
不動産取引業5.05%
不動産賃貸業・管理業11.76%
物品賃貸業5.35%
【学術研究、専門・技術サービス業 全体】13.82%
専門サービス業(他に分類されないもの)28.54%
広告業2.78%
技術サービス業(他に分類されないもの)8.11%
【宿泊業・飲食サービス業 全体】1.55%
宿泊業2.58%
飲食店0.79%
持ち帰り・配達飲食サービス業3.17%
【生活関連サービス業・娯楽業 全体】3.45%
洗濯・理容・美容・浴場業1.99%
その他の生活関連サービス業2.06%
娯楽業4.30%
【サービス業(他に分類されないもの)全体】3.98%
廃棄物処理業7.13%
自動車整備業2.26%
機械等修理業(別掲を除く)4.01%
職業紹介・労働者派遣業2.84%
その他の事業サービス業3.44%

経常利益率は、

  • 卸小売・宿泊飲食 < サービス < 建設製造

といったイメージでしょうか。

ちなみに営業利益率は、

  • 卸小売 < 宿泊飲食 < 建設製造 < サービス

そして粗利率は、

  • 卸 < 建設製造 < 小売 < サービス < 宿泊飲食

といった感じなので、

  • 卸小売はいずれの利益率も低い
  • サービス業はいずれの利益率も高い
  • 宿泊飲食は粗利率は高いけど最終的な利益は少ない
  • 建設製造の粗利率は低いけどそれなりに利益は残る

というざっくりとした傾向はあるようです。

ただし個々の企業をみると、異常なほど利益率が高い企業もあれば、業種別平均値を下回る企業もあります。そして、会社の規模、業界内のポジションニング、ビジネスモデルといった要素は、収益性に大きな影響を与えます。

そのため、今回説明した「経常利益率(売上高経常利益率)」だけでなく「粗利率」や「営業利益率」などの全体のバランスを見ながら、個々の企業の収益性について分析する必要があります。

経常利益率まとめ

経常利益率の計算式は?

経常利益率(売上高経常利益率)の計算式は、

  • 経常利益 ÷ 売上高 × 100

で、単位は「%」です。

経常利益率の数値が高いほど、

  • 財務活動を含んだ経営の収益性が高い

ことになります。

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