営業利益率とは?計算式と目安となる業種別平均値【2023年発表値】

売上高営業利益率

営業利益率の目安:業種別平均値

中小企業庁「e-Stat 政府統計の総合窓口:中小企業実態基本調査 令和4年確報(令和3年決算実績)2023年7月28日」の数値で計算した全66業種の平均値はこちら。

日本標準産業分類:中分類 営業利益率
【建設業 全体】 3.52%
総合工事業 3.35%
職別工事業(設備工事業を除く) 2.54%
設備工事業 4.91%
【製造業 全体】 2.45%
食料品製造業 1.14%
飲料・たばこ・飼料製造業 2.20%
繊維工業 0.55%
木材・木製品製造業(家具を除く) 2.59%
家具・装備品製造業 0.29%
パルプ・紙・紙加工品製造業 1.96%
印刷・同関連業 0.02%
化学工業 7.94%
石油製品・石炭製品製造業 2.00%
プラスチック製品製造業(別掲を除く) 2.46%
ゴム製品製造業 2.59%
なめし革・同製品・毛皮製造業 -2.90%
窯業・土石製品製造業 4.90%
鉄鋼業 1.54%
非鉄金属製造業 3.46%
金属製品製造業 2.74%
はん用機械器具製造業 3.12%
生産用機械器具製造業 2.24%
業務用機械器具製造業 2.95%
電子部品・デバイス・電子回路製造業 3.52%
電気機械器具製造業 3.70%
情報通信機械器具製造業 1.45%
輸送用機械器具製造業 0.73%
その他の製造業 1.88%
【情報通信業 全体】 4.71%
通信業 9.99%
放送業 6.04%
情報サービス業 5.62%
インターネット附随サービス業 2.44%
映像・音声・文字情報制作業 2.42%
【運輸業・郵便業 全体】 -0.33%
道路旅客運送業 -26.15%
道路貨物運送業 1.25%
水運業 -3.06%
倉庫業 5.79%
運輸に附帯するサービス業 2.33%
【卸売業 全体】 1.61%
各種商品卸売業 1.97%
繊維・衣服等卸売業 0.64%
飲食料品卸売業 0.20%
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業 1.20%
機械器具卸売業 3.19%
その他の卸売業 1.93%
【小売業 全体】 0.65%
各種商品小売業 1.63%
織物・衣服・身の回り品小売業 -2.20%
飲食料品小売業 -0.26%
機械器具小売業 0.92%
その他の小売業 1.07%
無店舗小売業 2.50%
【不動産業・物品賃貸業 全体】 8.12%
不動産取引業 7.68%
不動産賃貸業・管理業 10.90%
物品賃貸業 4.10%
【学術研究、専門・技術サービス業 全体】 5.55%
専門サービス業(他に分類されないもの) 8.81%
広告業 0.40%
技術サービス業(他に分類されないもの) 6.17%
【宿泊業・飲食サービス業 全体】 -9.61%
宿泊業 -17.73%
飲食店 -8.79%
持ち帰り・配達飲食サービス業 0.04%
【生活関連サービス業・娯楽業 全体】 -2.62%
洗濯・理容・美容・浴場業 -3.98%
その他の生活関連サービス業 -6.56%
娯楽業 -1.10%
【サービス業(他に分類されないもの)全体】 3.36%
廃棄物処理業 7.84%
自動車整備業 0.63%
機械等修理業(別掲を除く) 2.84%
職業紹介・労働者派遣業 0.92%
その他の事業サービス業 3.22%
注意

一部業種ではコロナ禍の影響を強く受けているため、通常時の数値とは大きく異なる場合があります。

営業利益率は、

  • 卸小売 < 宿泊飲食 < 建設製造 < サービス

といったイメージでしょうか。

一方で、売上高から売上原価を引いた粗利率(売上高総利益率)では、

  • 卸 < 建設製造 < 小売 < サービス < 宿泊飲食

という順番だったので、宿泊飲食業の利益率の下がり方の大きさが伺えます。

宿泊飲食業は売上原価は低いものの販管費が高いため、本業の収益性はあまり高くありません。一方で多くのサービス業は売上原価も販管費も低く、本業で儲けを出しやすい業種だと言えます。

粗利率(売上高総利益率)について詳しい情報は、こちらの記事もご覧ください。

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