粗利率(売上総利益率)の計算での出し方と目安:業種別平均値【2024年発表値】

粗利率(売上高総利益率)

粗利率(売上高総利益率)の目安:業種別平均値

中小企業庁「e-Stat 政府統計の総合窓口:中小企業実態基本調査 令和5年確報(令和4年決算実績)2024年7月30日」の数値で計算した全66業種の平均値はこちら。

日本標準産業分類:中分類 粗利率
【建設業 全体】 23.14%
総合工事業 20.43%
職別工事業(設備工事業を除く) 25.11%
設備工事業 28.62%
【製造業 全体】 20.31%
食料品製造業 21.19%
飲料・たばこ・飼料製造業 26.67%
繊維工業 21.21%
木材・木製品製造業(家具を除く) 23.26%
家具・装備品製造業 22.26%
パルプ・紙・紙加工品製造業 16.86%
印刷・同関連業 24.21%
化学工業 21.49%
石油製品・石炭製品製造業 19.47%
プラスチック製品製造業(別掲を除く) 18.70%
ゴム製品製造業 20.81%
なめし革・同製品・毛皮製造業 22.43%
窯業・土石製品製造業 21.52%
鉄鋼業 12.75%
非鉄金属製造業 21.01%
金属製品製造業 22.88%
はん用機械器具製造業 20.79%
生産用機械器具製造業 23.89%
業務用機械器具製造業 27.61%
電子部品・デバイス・電子回路製造業 14.96%
電気機械器具製造業 21.19%
情報通信機械器具製造業 17.56%
輸送用機械器具製造業 11.18%
その他の製造業 28.76%
【情報通信業 全体】 47.56%
通信業 34.56%
放送業 44.86%
情報サービス業 48.83%
インターネット附随サービス業 54.74%
映像・音声・文字情報制作業 44.04%
【運輸業・郵便業 全体】 23.33%
道路旅客運送業 26.31%
道路貨物運送業 24.24%
水運業 15.68%
倉庫業 37.03%
運輸に附帯するサービス業 18.39%
【卸売業 全体】 15.06%
各種商品卸売業 13.82%
繊維・衣服等卸売業 21.91%
飲食料品卸売業 12.44%
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業 12.84%
機械器具卸売業 18.34%
その他の卸売業 15.82%
【小売業 全体】 30.30%
各種商品小売業 23.58%
織物・衣服・身の回り品小売業 42.77%
飲食料品小売業 30.99%
機械器具小売業 25.32%
その他の小売業 29.43%
無店舗小売業 38.42%
【不動産業・物品賃貸業 全体】 45.18%
不動産取引業 30.72%
不動産賃貸業・管理業 63.12%
物品賃貸業 32.81%
【学術研究、専門・技術サービス業 全体】 49.40%
専門サービス業(他に分類されないもの) 64.44%
広告業 23.92%
技術サービス業(他に分類されないもの) 55.56%
【宿泊業・飲食サービス業 全体】 63.79%
宿泊業 79.83%
飲食店 61.37%
持ち帰り・配達飲食サービス業 48.71%
【生活関連サービス業・娯楽業 全体】 37.93%
洗濯・理容・美容・浴場業 66.83%
その他の生活関連サービス業 47.16%
娯楽業 27.58%
【サービス業(他に分類されないもの)全体】 41.20%
廃棄物処理業 47.10%
自動車整備業 35.48%
機械等修理業(別掲を除く) 45.86%
職業紹介・労働者派遣業 33.71%
その他の事業サービス業 43.23%
注意

一部業種ではコロナ禍の影響を強く受けているため、コロナ前の数値とは大きく異なる場合があります。

粗利率が低くなってしまう要素としては、

  • 原材料や仕入れ値が高い
  • 生産・提供するのに手間がかかる
  • 競合と差別化ができていない
  • 業界が値下げ競争に陥っている
  • 顧客の交渉力が強い(買い叩かれる)

などが考えられます。

以下のリンクから、他の経営指標の全66業種の平均値のページに直接移動することができます。気になる業種の平均値を確認してみてください!

収益性の経営指標:儲けがたくさん出る業種は?

効率性の経営指標:経営資源を効率よく使っている業種は?

安全性の経営指標:投資に対するバランスが良い業種は?

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