営業利益率とは?計算式と目安となる業種別平均値【2024年発表値】

売上高営業利益率

営業利益率の目安:業種別平均値

中小企業庁「e-Stat 政府統計の総合窓口:中小企業実態基本調査 令和5年確報(令和4年決算実績)2024年7月30日」の数値で計算した全66業種の平均値はこちら。

日本標準産業分類:中分類 営業利益率
【建設業 全体】 3.85%
総合工事業 3.96%
職別工事業(設備工事業を除く) 2.62%
設備工事業 4.85%
【製造業 全体】 3.79%
食料品製造業 2.16%
飲料・たばこ・飼料製造業 1.77%
繊維工業 -0.20%
木材・木製品製造業(家具を除く) 7.39%
家具・装備品製造業 0.06%
パルプ・紙・紙加工品製造業 1.93%
印刷・同関連業 1.48%
化学工業 5.59%
石油製品・石炭製品製造業 3.40%
プラスチック製品製造業(別掲を除く) 2.95%
ゴム製品製造業 3.40%
なめし革・同製品・毛皮製造業 -0.52%
窯業・土石製品製造業 4.75%
鉄鋼業 3.40%
非鉄金属製造業 14.13%
金属製品製造業 3.10%
はん用機械器具製造業 4.46%
生産用機械器具製造業 6.42%
業務用機械器具製造業 7.07%
電子部品・デバイス・電子回路製造業 4.45%
電気機械器具製造業 4.77%
情報通信機械器具製造業 3.49%
輸送用機械器具製造業 1.09%
その他の製造業 3.82%
【情報通信業 全体】 5.45%
通信業 8.56%
放送業 4.80%
情報サービス業 5.15%
インターネット附随サービス業 8.18%
映像・音声・文字情報制作業 3.40%
【運輸業・郵便業 全体】 0.72%
道路旅客運送業 -3.38%
道路貨物運送業 -0.44%
水運業 2.65%
倉庫業 4.52%
運輸に附帯するサービス業 2.86%
【卸売業 全体】 2.11%
各種商品卸売業 2.15%
繊維・衣服等卸売業 1.97%
飲食料品卸売業 0.96%
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業 2.52%
機械器具卸売業 2.72%
その他の卸売業 2.13%
【小売業 全体】 1.34%
各種商品小売業 0.41%
織物・衣服・身の回り品小売業 0.68%
飲食料品小売業 0.67%
機械器具小売業 1.88%
その他の小売業 1.61%
無店舗小売業 1.27%
【不動産業・物品賃貸業 全体】 11.25%
不動産取引業 8.60%
不動産賃貸業・管理業 15.16%
物品賃貸業 6.56%
【学術研究、専門・技術サービス業 全体】 6.90%
専門サービス業(他に分類されないもの) 11.69%
広告業 3.04%
技術サービス業(他に分類されないもの) 5.83%
【宿泊業・飲食サービス業 全体】 -3.85%
宿泊業 -1.55%
飲食店 -4.83%
持ち帰り・配達飲食サービス業 -1.87%
【生活関連サービス業・娯楽業 全体】 0.61%
洗濯・理容・美容・浴場業 0.72%
その他の生活関連サービス業 2.23%
娯楽業 0.16%
【サービス業(他に分類されないもの)全体】 3.25%
廃棄物処理業 6.13%
自動車整備業 1.02%
機械等修理業(別掲を除く) 3.73%
職業紹介・労働者派遣業 2.68%
その他の事業サービス業 2.71%
注意

一部業種ではコロナ禍の影響を強く受けているため、コロナ前の数値とは大きく異なる場合があります。

営業利益率は、

  • 卸小売 < 宿泊飲食 < 建設製造 < サービス

といったイメージでしょうか。

一方で、売上高から売上原価を引いた粗利率(売上高総利益率)では、

  • 卸 < 建設製造 < 小売 < サービス < 宿泊飲食

という順番だったので、宿泊飲食業の利益率の下がり方の大きさが伺えます。

宿泊飲食業は売上原価は低いものの販管費が高いため、本業の収益性はあまり高くありません。一方で多くのサービス業は売上原価も販管費も低く、本業で儲けを出しやすい業種だと言えます。

粗利率(売上高総利益率)について詳しい情報は、こちらの記事もご覧ください。

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収益性の経営指標:儲けがたくさん出る業種は?

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