自己資本比率と財務レバレッジ:計算式と目安となる業種別平均値【2024年発表値】

自己資本比率と財務レバレッジ

自己資本比率と財務レバレッジの目安:業種別平均値

中小企業庁「e-Stat 政府統計の総合窓口:中小企業実態基本調査 令和5年確報(令和4年決算実績)2024年7月30日」の数値で計算した全66業種の平均値はこちら。

日本標準産業分類:中分類 自己資本比率 財務レバ
【建設業 全体】 45.00% 2.22 倍
総合工事業 43.83% 2.28 倍
職別工事業(設備工事業を除く) 43.31% 2.31 倍
設備工事業 49.90% 2.00 倍
【製造業 全体】 44.01% 2.27 倍
食料品製造業 37.44% 2.67 倍
飲料・たばこ・飼料製造業 39.90% 2.51 倍
繊維工業 40.47% 2.47 倍
木材・木製品製造業(家具を除く) 34.71% 2.88 倍
家具・装備品製造業 25.08% 3.99 倍
パルプ・紙・紙加工品製造業 41.39% 2.42 倍
印刷・同関連業 39.42% 2.54 倍
化学工業 52.50% 1.90 倍
石油製品・石炭製品製造業 41.13% 2.43 倍
プラスチック製品製造業(別掲を除く) 45.23% 2.21 倍
ゴム製品製造業 54.39% 1.84 倍
なめし革・同製品・毛皮製造業 40.03% 2.50 倍
窯業・土石製品製造業 48.63% 2.06 倍
鉄鋼業 39.50% 2.53 倍
非鉄金属製造業 42.16% 2.37 倍
金属製品製造業 43.14% 2.32 倍
はん用機械器具製造業 47.78% 2.09 倍
生産用機械器具製造業 52.98% 1.89 倍
業務用機械器具製造業 48.48% 2.06 倍
電子部品・デバイス・電子回路製造業 40.47% 2.47 倍
電気機械器具製造業 44.82% 2.23 倍
情報通信機械器具製造業 40.67% 2.46 倍
輸送用機械器具製造業 41.37% 2.42 倍
その他の製造業 42.54% 2.35 倍
【情報通信業 全体】 51.73% 1.93 倍
通信業 45.48% 2.20 倍
放送業 62.89% 1.59 倍
情報サービス業 47.83% 2.09 倍
インターネット附随サービス業 49.86% 2.01 倍
映像・音声・文字情報制作業 56.66% 1.76 倍
【運輸業・郵便業 全体】 33.02% 3.03 倍
道路旅客運送業 23.34% 4.28 倍
道路貨物運送業 33.53% 2.98 倍
水運業 14.74% 6.79 倍
倉庫業 46.23% 2.16 倍
運輸に附帯するサービス業 41.40% 2.42 倍
【卸売業 全体】 39.40% 2.54 倍
各種商品卸売業 42.07% 2.38 倍
繊維・衣服等卸売業 52.38% 1.91 倍
飲食料品卸売業 29.44% 3.40 倍
建築材料,鉱物・金属材料等卸売業 35.22% 2.84 倍
機械器具卸売業 43.04% 2.32 倍
その他の卸売業 42.35% 2.36 倍
【小売業 全体】 34.00% 2.94 倍
各種商品小売業 25.53% 3.92 倍
織物・衣服・身の回り品小売業 39.29% 2.55 倍
飲食料品小売業 31.13% 3.21 倍
機械器具小売業 32.19% 3.11 倍
その他の小売業 36.19% 2.76 倍
無店舗小売業 31.95% 3.13 倍
【不動産業・物品賃貸業 全体】 34.72% 2.88 倍
不動産取引業 28.53% 3.51 倍
不動産賃貸業・管理業 37.50% 2.67 倍
物品賃貸業 27.18% 3.68 倍
【学術研究、専門・技術サービス業 全体】 50.43% 1.98 倍
専門サービス業(他に分類されないもの) 52.84% 1.89 倍
広告業 41.13% 2.43 倍
技術サービス業(他に分類されないもの) 49.40% 2.02 倍
【宿泊業・飲食サービス業 全体】 15.15% 6.60 倍
宿泊業 16.87% 5.93 倍
飲食店 13.14% 7.61 倍
持ち帰り・配達飲食サービス業 20.65% 4.84 倍
【生活関連サービス業・娯楽業 全体】 31.71% 3.15 倍
洗濯・理容・美容・浴場業 35.47% 2.82 倍
その他の生活関連サービス業 24.44% 4.09 倍
娯楽業 34.02% 2.94 倍
【サービス業(他に分類されないもの)全体】 45.40% 2.20 倍
廃棄物処理業 47.15% 2.12 倍
自動車整備業 27.60% 3.62 倍
機械等修理業(別掲を除く) 50.02% 2.00 倍
職業紹介・労働者派遣業 47.64% 2.10 倍
その他の事業サービス業 46.28% 2.16 倍
注意

一部業種ではコロナ禍の影響を強く受けているため、コロナ前の数値とは大きく異なる場合があります。

全体を見ると、自己資本比率の平均値が30〜40%の産業がほとんどで、自己資本が資本の半分を超える(50%を超える)ような産業は、一部の産業しかありません。

一方で「宿泊業・飲食サービス業」の自己資本比率の平均値は他の産業に比べて低く、財務レバレッジも大きくなっています。

以下のリンクから、他の経営指標の全66業種の平均値のページに直接移動することができます。気になる業種の平均値を確認してみてください!

収益性の経営指標:儲けがたくさん出る業種は?

効率性の経営指標:経営資源を効率よく使っている業種は?

安全性の経営指標:投資に対するバランスが良い業種は?

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